日本語から考えるタイ語学習

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タイ語を少しずつ学習初めて思うこと。

私は英語でいう、アルファベットの練習をしているような段階なので、よちよち歩きもまだしてないベビィ学習者です。

コツコツと音と結びつけながら、タイ文字を書いています。これって、英語でいうフォニックスを学んでいるのといっしょだなあと思いつつ、練習しています。

フォニックスとは、英語をアルファベットと発音の規則性をもとに学ぶ方法です。スペルを見るとおおよそ読めるようになるため、英語圏の子どもが母語を学ぶために使われています。それをタイ語でやろうとしている私です。

今日の練習。丸の向きが難しい……

タイ語には句読点やピリオドがない!

薄々気づいていたのですが、タイ語には日本語の句読点や、英語のピリオドにあたるものがない!

(略語などでピリオドを使うことはあるそうです)

確かに、SNSを見ていても、スペースでたまに区切られるけど、句点や読点ないなと思っていました。

こんな感じです。

GMMTVの公式ツイート

区切りがわからないのは、初学者にとっては難易度が高いですね。区切りは文脈から推測するしかないようです。

日本語も漢字(や句読点)がないと、なかなか読むのが難しい。そういう点は少しにているなと思います。

例えば、

「すもももももももものうち」「李も桃も桃のうち」

知っていれば読めるけれど、ひらがな覚えたての段階で、前者を理解するのは厳しいことはわかります。(後者は漢字を知らないと読めないけど区切りはわかる)

この日本語を見て思ったことは、単語とともに使われ方も一緒に覚えていかないと読めないな、ということです。タイ語学習において、単語だけを覚えていてはだめだ、と改めて再確認しました。

同じ単語が、複数の意味をもつ!?

もう一つ、タイ語の読解で難易度をあげているのが、同じ文字に複数の意味があるという点です。

ぱっとみる限り、多義語も、同音異義語も多くありそうです。

日本語でいうと、多義語は次のようなものです。関連のある意味を複数もつ語です。

  • 「かける」 お湯をかける/服をかける/橋をかける

同音異義語は次のようなものです。同じ音で、関連がない意味を二つ以上もつ語です。

  • 「はし」 橋  箸
  • 「くも」 雲  蜘蛛
  • 「カキ」 柿  牡蠣

日本語の場合、音の高低で違いがわかることも多くあります。「柿はキが高い」「牡蠣はカが高い」といった具合です。

タイ語も音の高低が5パターンほどあり、音声で見分けられるものもあるとのこと。

タイ語は音が大事、とよく言われますが、やはり音を合わせて覚えていかないとまずい、ということですね。